星屋フィリピン日記

フィリピンのプラスチック工場のこと、キンドル本のこと、美味しい食べ物のこと、あとはLinuxとか

社員を辞めさせる方法

会社を作ってようやく二年になりますが、人というのは難しいですね。

何が難しいって、

 

1;会社の成長に合わせて求められる素質が変わってくる。ので、初めはよくても途中で、いらない、となる。

 

2;日本の職場のように、先輩が後輩に日本的マナーを勝手に教えてくれてたりしない。。ま、それがほしければ、日本に帰れよ、ですけどね。。

 

さておき。

中国なりフィリピンなり、他の新興国でもそうでしょうが、首切りはなかなか簡単にはいきません。会社都合の場合は、たいがい一年勤務で一か月分とは払わないといけないですよね。。

 

一応フィリピンでは、給料を下げるのはできませんが、やめさせることは、うまくやればできなくないようです。

 

primer.ph

 

あらかじめ、細かく罰則を設定した雇用契約書を作っている会社もありますよね。4回駄目だしレターがでたら、首にしますとか。。

 

で、うちの話に戻りますが、会社を設立したときからずっとアドミン周りをやってくれていた子(といっても40歳ですが)をようやく首にしました。といっても自主退職ですが。。

 

それなりに優秀でしたし、ずっと一緒にやってきたので、過去のことは全てわかっているし、正直いなくなったいま、自分がどれだけ楽できていたかを実感している最中なのですが、二つ問題がありまして、

 

1;給料を高く設定しすぎた。。はじめだったのでよくわからず50,000phpにしてました。バタンガスではちょっと高すぎですね。。他の社員とのバランスがとれず、当然給料なんてすぐにばれますから、周りから不平不満が出ます。

 

2;プライドが高すぎる。。フィリピン人は基本的にプライドは高いです。。なので、基本はリスペクトが必要なのですが、フィリピン人の間でも、彼女はプライドが高すぎる、Sirよりも(わたしのこと)自分がえらいと思ってる、と周りから不満ゴーゴーでした。

 

うちは小さい会社なので、チームワークが組めないとやっぱり駄目ですね。。最初のころは私とふたりの二人三脚だったので、とにかく無茶振りでも動いてくれるところがありがたかったのですが、社員が増えるにつれ、個人プレーが以下に多いかがよくわかり、こりゃもう駄目だなと思った次第です。

 

とはいえ、首にするのも難しいので、なるべく自主的にやめてもらうように以下のようなことをしました。

 

1;定期的に、パフォーマンスに満足していない点をレターで出す

 

2;うちには合わないじゃないか?と定期的にいって、転職するなら応援するよ、と伝える

 

3;社員からの不平不満の声をつのり、それをレターにして、こんな声があがってるよ、と伝える

 

性格悪いですよね、、はい、すみません。でも六ヶ月はかかりましたね。。

まあ、でもちゃんと次を見つけてくれたので、お互いにとってよかったのかなと思ったりします。

 

かといって新しい社員に満足しているわけではないですが、給料が五分の一ぐらいなので、どこまで育てられるかですね。。